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接骨・柔道整復の特徴

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その源流の古武術とは異なり、受身を重視する柔道では、他の格闘技と比べて打撃などによる身体の損傷は少ないと言えるでしょう。しかし投げ技、関節技、絞め技などがあるために、骨折や脱臼、捻挫などの怪我が多いのも柔道の特徴です。現在の柔道では、骨折や脱臼などをしやすい関節技を習うことができるのは高校生以上、など年齢によって教えてもらえること、教えてもらえないこと、使ってはいけない技などがあるのも、柔道を安全に習得してもらう知恵であるといえます。

柔道整復術は柔道の技と表裏一体の関係にありますから、これらの怪我からの回復に柔道整復が役立つのは、実にうなずける話です。柔道場の道場主は柔道の技とともに柔道整復術(接骨術)を身につけており、道場経営のかたわら接骨院を営んでいたため、昔から柔道場と接骨院(整骨院)が並んで建っていることが多かったようです。ただし現在では武道としての柔道の経験は、柔道整復師の資格とは関係がありません。

柔道の経験がなくても、所定の柔道整復師養成施設で必要な知識および技能を修得し、国家試験に合格すれば資格が与えられます。もちろん、何度も述べている通り柔道整復術と柔道は表裏一体の関係にありますから、資格を取るのに経験は不要といえど、柔道の実技をカリキュラムに取り入れている養成施設もあります。つまり単に医療技術として柔道整復術を施すのではなく、そのスポーツを知り、体得することで柔道整復の伝統の技が、怪我の治療や早期回復に役立つと考えられているのです。

そのため、野球やサッカーなどの球技、陸上競技や体操、あるいはスケートなど、柔道とはかけ離れたジャンルのスポーツ経験者が、トレーナーとしてそのスポーツに携わるため柔道整復術を身につけるケースも増えています。それとは別に、現在の具体的な柔道整復の治療法は、外科・整形外科で受けることができる治療と変わらないので、柔道整復の独自色を出すために、柔術や柔道の技や、殺法・活法の理論を盛り込んだ柔道整復学を編み出そうとする動きも起こっています。



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